ハードウェアは実はHard Airなのではないかと思った。ハコの中に空気が入ってる感じ。あるいは猛烈に硬い気体。あるいは難しいエア。いろんな意味を持つが(?)、これが意外に大事なのだ。 そんだけ。
Category: コンピュータ
欠陥修正CDを無償配布 MS、ナローバンド対象に(yahoo.co.jp)という記事。
ダイヤル回線などで接続するナローバンド(狭い帯域)利用者が、欠陥修正プログラムをダウンロードする場合、これまで何も対策を取っていないと10時間以上かかる場合があるという。
なにを今さら気づいたように言いやがって。みんな昔から困ってんだよ。実際ADSLの環境ですらやたらに時間がかかって大変なんだ。雑誌やベンダがCDを配るのは禁止されているみたいだし、そもそもWebの見られない環境にあるWindowsにパッチを当てる手段は存在しているのだろうか。そういう環境にあるネットワークに汚染PCを接続してワームが入り込んでどうしようもなくなったりするんだよねぇ。 KB(?)がたんまり入ったCDを誰でも作れて、そこでWindowsUpdateのように自動的にチェックする、という手段を提供してほしいところだ。実際Red Hatもそんな手段は提供してないけど、そのへんはブラックボックスじゃないから、全部ダウンロードしてrpm -Fvhでいいんだよね。改竄チェックはrpm –checksigでチェックできる。たぶんWindowsのKBも署名のチェックや当てる必要があるものか判断する方法くらいは提供されてるんじゃないかと思う。方法は全く知らないが…でも.exeを実行しちゃうからチェックがあっても無意味か。っていうかそもそもパッチは署名されてないのかなぁ。 (追記) 2003-09-16 20:42 autorunでwwwoffle(demon.co.uk)みたいなプロキシを上げるCD-ROMにすれば、こういうCD-ROMを自作できそうな気もする。キャッシュのディレクトリをCD-ROM上にstableにしといて、最初からKBの.exeなどを入れとくのね。まっさらな状態でプロキシ経由でWindowsUpdateしまくって、できたキャッシュディレクトリとプロキシの本体を焼くだけでいい。
例えば、適当にApache HTTP Serverをインストールして起動する。で、 GET http://hogehoge.org/ HTTP/1.0 とプロキシへのリクエストっぽいリクエストを送ってみるとしよう。するってーと、200 OKで、ホストのDocumentRootが見えてしまう。これってどうにかならんかねぇ。 GET http://hogehoge.org/ HTTP/1.1 Host: hogehoge.org でも200 OKになる。さらに、 GET http://hogehoge.org/ HTTP/1.1 Host: otherhost.org でも200 OKが返る。なんとなく、VirtualHostのせいのような気がするが… それでも自分とこのDocumentにしかアクセスできないので踏み台にされちゃっているわけではないのだが、なんか釈然としない挙動だ。
ネットワークの価値はそれに接続されるノードの数の二乗に比例して大きくなる。これがメカトーフの法則。 “遅い”ネットワークの方がいいこともある(zdnet.co.jp)では、ユーザを増やすために思いきって低価格で低速なワイヤレスネットワークが流行の兆しを見せようとしていることを報じている。
低速だが低コストで導入できる無線技術「Zigbee」に注目が集まっている。データ転送速度は20Kbps、通信範囲は約30メートルと性能は高くないが、シンプルな用途では、高速な無線技術よりも効果的な場合もある。
Zigbeeはエンジニアが手本にしているハチのジグザグ運動から取った名前らしい。 とりあえず電灯以外でも用途は多そうだ。未来はさぞかしカッコいい世界になっちゃうんだろうな。
PC Watchでの後藤さんのおなじみのコラム。久夛良木健氏が語る、ポストVHSを狙うPSXのコンセプト(impress.co.jp)より。今回はSCEの久夛良木CEOへのインタビューに気になることがあった。Sony社員(特にCocoon部隊)はこれを聞いて反省してほしい。
[久夛良木氏] そうだ。何が違うかというと、操作感。今の家電のDVDレコーダでは、これまでのAV機器のクオリティに達していない。少なくとも僕らの世界にいる人は、マンマシンインターフェイスでは手触り感が重要だとわかっている。ところが、今(のDVD/HDDレコーダ)は、それが非常に低いレベルだから、GUIでEPGを見たり、録画した番組を早送りしたり、ブラウズしたりするのに、かなりストレスがある。TVだったら、リモコンでチャンネルをパッパと切り替えていたのに、それができない。ゲーム機なら当たり前の、戦闘中にメニュー開いてアイテム取り直して、他のプレイヤと話すという、あのスピード感がない。
まったくその通り。もし、あの(P500)程度で満足しているとしたらイカれている。ちびちびと改良しないで、決定的なものをくれよと言いたい。まあ、PS2の(個々のゲームの、ではない)生のインタフェースもちょっとアレなんだけどねぇ。で、
ソフトウェア特許に抗議するEU(cnetnetworks.jp)。こないだの、サイト閉鎖の話についてレッシグ先生が書いていた。
数多くのフリー/オープンソースソフトウェアのサイトが、ソフトウェア特許への抗議を表明するのためにページを閉鎖し始めている。たとえばGimp(gimp.org)のサイトのように。このイノベーションの自由への脅威に対して、ヨーロッパの驚くべき人々は実際に通りに出て抗議運動をおこなっている。
gimpのサイトはすでに閉鎖をやめているが、それはともかく。 この中でビル・ゲイツが1991年にはすでにソフトウェア特許の弊害について正しく理解していた、という内容があった。オリジナルはハードカバーの本(ISBN:0-471-59902-6)でありWeb上には見つからないので、引用の引用にしとく。
“今日使われているアイデアを考案した人々が、特許はどう与えられるかを理解していて、もし特許を取得していたとしたら、今頃この産業は完全に行き詰まっていたに違いない。……われわれの採るべき戦略は、取れるだけの特許を取得することだ。……独自の特許を持たない将来の新進企業は先行する巨人たちの決めるどんな対価でも払わざるを得ない。対価は高くなるだろう。すでに確立された企業には将来の競争相手を排除する理由がある”。 Fred Warshofsky,『The Patent Wars』170-71 (NY: Wiley 1994).
憶測を呼ぶ「タイムマシンの部品買います」スパムメール(hotwired.co.jp)という記事。タイムマシンを作るための部品を調達しようと大真面目にSPAMを送り続け、金をつぎ込んだ22歳の青年がいて、騙され続けているらしい。冗談ではなく。
アイオワ州在住のコンピューター・プログラマー、デイブ・ヒル氏はこの夏、電子メールの受信箱に毎日のように断りなく送られてくる月並みなスパムにまぎれた1通を見たとき、ちょっとした新鮮な驚きを覚えた。それは、ローンの勧誘や、ペニスを大きくする薬やダイエット製品などを売り込む広告とは全く違い、まるでSFの世界から届いたようなメッセージだった。
ヒル氏は思わず返信してしまっただけではなく、フォトショップで画像を作ってオンライン販売サイト(davesplanet.net)まで作ってしまった。そして、この22歳のロビー君は、
ロビー・トディーノ氏は、自身が「完全に正気」であり、求めているタイムトラベル技術はどこかにあるのだと主張している。
とのことだ。 うちにはこの人のSPAMは来てないな。ちょっと欲しかったかもしれないと思った。 ジョークだと思っていたら相手が本気だった、ってことはけっこうある。後味は悪い。
<不在通知書>郵便受けから抜き クレジットカードだまし取る(yahoo.co.jp)という事件が日々起きているらしい。
郵便受けから抜き取った不在通知書をもとに、偽造した身分証などを使って受取人になりすまし、クレジットカードなどの入った郵便物をだまし取る被害が全国で相次いでいる。
不在通知のハガキを無防備な郵便受けから抜き取って、主に健康保険証のような写真のないIDで郵便局に行って荷物を受けとる。不在通知を置くようなモノってのは荷物か書留、重要な書類が多い。不在通知を見ると住所や氏名がわかってしまうので偽造は簡単である。郵便局は住所と氏名しか照合する方法を持っていないため見破るのは不可能に近い。ハンコはただの飾りだ。 さて。 我々はこのような行為から何を守ればよいのだろうか。この中で我々が守れるべきポイントが1つある。**それは郵便受けを深くしてカギをつけることだ。**その程度のことをせずに被害者ヅラをするなよとまでは言わないが、そんな感じで。ちゃんちゃん。 しかしここで注意したいのは、郵便受けにセキュリティが保たれているなら、そもそもクレジットカード配達の不在通知など不要で、入りきらないもの以外はそのまま置いてくれればよいのだ。我々の不便(不在通知を見る→自動応答サービスに電話をかけて再配達してもらうor自分で取りにいく)は一体何なのか。不在通知のセキュリティが保たれていないなら、このような手順は無意味だ。1つの穴が全部を台無しにする好例と言えよう。 無論解決策はある。「カギつき郵便受けマーク」だ。外から見えるところに「カギつき郵便受け」であると「カギつき郵便受け委員会」に承認された(笑)郵便受けにのみ、「カギつき郵便受けシール」を貼る。郵便屋さんはこのシールがついている郵便受けにはハンコなしで書留を投入できる。マークの偽造は有印私文書偽造ってことで。 このシステムが採用されれば、郵便屋さんも手間が減りつつセキュリティも保ててハッピーだし、仕事が忙しくて昼間受け取れない人も、外扉が頑丈すぎて電話かけてくれないと郵便物を受け取りに出れない人(郵便局の配達員は電話をかけてこない&郵便物には相手の電話番号を書かない)もハッピーだ。唯一ハッピーになれないのは受信確認ができない発送者かな。…ダメじゃん。 結局郵便局の認証フェーズをどうにかして、ピクチャIDのみを認めるようにするしかないのだろう。郵政公社にがんばってもらうってことで。はやく民営化しろ。
世界一重要なPCメーカーは?(zdnet.co.jp)なんてのでDell(dell.com)(日本Dell(dell.co.jp))を押してる人がいる。
世界で最も影響力のあるPCメーカーはどこだろうか? 一部にはソフト・ハードの設計を理由にApple Computerを推す声もあるだろう。また、PCを職場に普及させ、ノートPC設計の重要なアイデアを生み出した意味で、IBMを挙げる声もあるかもしれない。 私は個人的にDellを推したい。
Dell、とりあえず名前がいい。Bellと似てる。あの、エリシャ・グレイとほぼ同時に電話を発明したっていう。おれも自宅の電話はU.S.Bell製だ。 でもDellってほんとメーカーっぽくないよねぇ。ある意味、商社みたいな感じだ。それに、Dellモデルってけっこう研究されてると思うんだけど、果たして同じやり方で成功する人がいるのかという疑問をいつも抱く。 でもこの人はなかなかおもしろいことを言っているので最後に引用しよう。
デル氏へのインタビューや公の場での発言を見ると、人はいつも同じような感想を持つはずだ。もしレーザー兵器を装備した宇宙人が明日地球に降り立つとしたら、交渉団の候補リストにデル氏の名前を入れたい、と。