買った電話について。Bluetoothは要するに電話からはスピーカー/マイク(HSP/HFPプロファイル)を使えて、PCからはモデム(DUNプロファイル)として使える、というわけで電話からネットワークとして使える、ということはない。以前にPalm…というかCLIEではPCにつないだUSBのBluetoothアダプタを経由して、適当にNATで道路を作ればネットワークにつながったのだけど、そういうことはできないみたいだ。
次、USB接続。まずUSBのケーブルは普通のミニの5ピン。USBなのに5ピン。以前に不思議に思っていたが今となっては一般的と思っているケーブルだ(参照:USB コネクタ ミニ)。これでつなぐと、いきなり電話の画面にダイアログが出て、Mass Storageを使うかどうか聞かれる。Mass Storageにするとパーティションに分けられていないデバイスが見えた。なぜかマウントはできないな。あとLinuxはパーティションに分けられていない、リムーバブル属性のついたデバイスは/proc/partitionに現れないという、確かそういう挙動をする。そんなことはどうでもいい。まあ、この中身については追い追い調べていくとしよう。
で、Mass Storageにしないように選択すると、いきなり素直なモデムとして認識される。非常に素直だ。/dev/ttyACM0が勝手にできて、cuやminicomでつなぐと特に設定することもなくATコマンドを受け入れる。
そしてATコマンドだが、特殊なものを探したくなるのが人情というもの。まずは「AT@K(数値)」。拾えるアンテナと電波の強度(?)をリストアップする。20まで指定できるらしい。自宅で「AT@K20」と打ったらけっこう出てきた。また、以下のものは確認した。
ATI1 | OK |
ATI2 | PHS |
ATI3 | KYOCERA |
ATI4 | WX310K |
ATI5 | Ver. 1.1 |
ATI6 | 070xxxxxxxx(電話番号) |
他はよくわからない。誰か知ってないかなぁ。電話帳とかのデータもATコマンドの拡張で取れるんじゃないのかと思うけど、USB接続を通信に使うか、通信とユーティリティに使うかという設定が端末側にあったから、ttyACM0とは違うルートでやらないといけないのかもしれない。