今まであたりまえだと思っていた不便

このたび、再送信(mainichi.co.jp)という話を初めて聞いた。スカパー! で地上波(VHFとUHF)やBS、110度CSの番組が受信できないというのは、不便ではあるが当然そういうものだと思っていた。修正するにはCATVに入るかパラボラアンテナとチューナーを買いまくるかなのだが、実はそうでもないらしい。単にスカパー!が他系統の番組を再送信すればよいだけではないか。

まあ、現在でもCATVだとCATV局がチョイスした番組を見ることができる。GAORAからWOWOW、BS、地上波までけっこう豪華な構成にしていることと思うのだが…。

未来のテレビはどうなるのだろう。地上波デジタルはとりあえず憂鬱な話らしいから「未来」ではないとして、やっぱ伝送路はEthernetあたりに統合されるだろう。Ethernetには無線LANも含まれる。でもって光でもなんでもいいから太いネットワークが普通に自宅に届いているというのが前提条件。

こういう環境におけるTVにはEthernetの口がついてて、チャンネルを選ぶとストリーミングのサーバに接続して表示する。それで、だいたいどんなチャンネルでも見れて…そんで、見たぶんだけ金を払う、と。それから、外国の番組も見たいな。

Ethernetを電力線としても使うって話があるから、外に出ていくケーブルは1本だけになるかな。あとはヘッドフォン用の出力がある程度で。まあヘッドフォンはヘッドフォンでワイヤレスになって欲しい気もするのだが。

そんで、ビデオは消滅する。番組の録画やレンタルビデオに関してはオンデマンドで過去の番組やレンタル可能な映画を見れるからして。CMだけ差し換えて。…CMはCMでアーカイブする必要があるな。で、ホームビデオはたぶん、ホームサーバとかにMPEGのデータを貯めとけばいいよ。

あとは画面構成だな。これがまた厄介だ。配信される番組毎に、今のDVDくらいの操作ができればいい、とだけ言うとあんまり未来っぽくない(笑)。

(追記) 2003-08-05 09:22

Ethernet TVの第1弾を出してきた(yahoo.co.jp)。こういうものはやっぱりSonyか。

この製品はリモコン側にきれいな液晶をつけたのもポイントだ。なるほどそういう手があったか、と膝をたたいた。さすがSony(yahoo.co.jp)だ。

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