これも魅力的なタイトルですね。Garth GibsonのところのCMUの人。Shingled Diskまだまだ熱いですからね。
Caveat-Scriptorはラテン語でlet the writer bewareという意味らしい。それでも意味がわからないんだけど、書き込む側が何らかの負担をするという意味みたい。
Host-Managed software for Caveat-Scriptor shingled disks is allowed to write anywhere, but if it fails to respect these distance parameters, it may destroy data.
とのこと。Shingled Diskはピッチを狭めて書き込んでいるので、両側から書き込まれると真ん中が消えてしまう。つまり基本的にシーケンシャルに書き込まなければならない。たまに飛んでもいいけど、制約があったりする。普通はディスクのファーム側に制約を満たしつつうまくやってくれる(SSDのファームと非常に似た処理をする)層をつける。ここでログ構造にしてLSM treeみたいにするのが一般的と言えると思います。いま売られているSeagateのArchive系のシリーズは中身がそうなってる奴ですね。こういうのは当然、各社出してくると思います。この論文ではホスト側でやったほうがうまくいくはずなのでその方法を考えたよ、という話。