なんて日だ。こんな本を読む人生になるとは思わなかった。
そう言うためだけに読み始めたような本。仕事についての含蓄のある言葉が連ねられている。だけどね、私はこういうのを読んで喜ぶタイプではないんだよね。読む前から知ってたけど。
内容としては、プレゼントがどうのとか、いい店がどうのとか、私には縁のない話が続いた。こういう話が刺さる人もいるんだろうな、世の中には。まあ、悪いことは言ってなさそうだったのと、高度な現代文のエース講師だけあって文章は明瞭なんじゃないかな。
なんて日だ。こんな本を読む人生になるとは思わなかった。
そう言うためだけに読み始めたような本。仕事についての含蓄のある言葉が連ねられている。だけどね、私はこういうのを読んで喜ぶタイプではないんだよね。読む前から知ってたけど。
内容としては、プレゼントがどうのとか、いい店がどうのとか、私には縁のない話が続いた。こういう話が刺さる人もいるんだろうな、世の中には。まあ、悪いことは言ってなさそうだったのと、高度な現代文のエース講師だけあって文章は明瞭なんじゃないかな。
前作の続き。
駅暦、構造遺伝界、エキナカ、自動改札、スイカ…この空気感が優秀だよね。大団円があるわけじゃなくて、静かに横浜駅の中で非人間的な世界が続いていく。
北海道のエージェントの名前もかなりいい響き。ハイクンテレケ、サマユンクル…
あとがきも良い出来だった。
宮沢賢治のアレを下敷きにしたSF長編。ジョバンニが最強の格闘家となって巨悪と戦う。鬼神・カムパネルラの運命はいかに? 果たしてラスボス・宮沢賢治を倒せるのか、それとも??
又三郎の登場エフェクトはあたかもキングエンジンの様相。彼もまた、強者なのだった。ブルカニロ博士…あんた一体!?
そんなわけあるか。そう言いたくなる展開が続いた。
栄光に向かって走るあの阪急電車に乗って行こう。ちょっと土地勘がないのでどういう路線か分からない。これは…こっちで言うと井の頭線みたいなもんかな? 描写から考えるに、江ノ電ってことはないと思う。
最初の図書館のやつが良かった。で、ラストもこの人たちが締めて爽やかに終わるんでしょ、と思いながら読んでいく。
読み進めると、最後どころか。序盤・中盤・終盤と全てにおいて主人公級の活躍で、敵を次々にバッタバッタなぎ倒して、ついに地球滅亡の危機を救うとは(スペクタクル!)。
英国上級貴族の娘で、子供の頃からの王女の友人で、女王の妹であるその王女の女官として仕えた人物が語る、その半生。第二次世界大戦時に少女で、エリザベス女王の戴冠式で裾持ちをした時の話とか、エピソードもまあ、上の方の貴族そのもの。陶器の行商をしてた話は良かったな。紅茶ばっかり飲んでたんだろうな、どうせ。
あとは破天荒な大人子供みたいな夫との生活。生活? って感じではないが、妙にウマがあったんでしょうね。楽しそうな記述だ。充実感がすごい。王女が夫との不和に悩んでいるのを見て若い男の貴族をあてがったりと、気の利く女官としての振る舞いが…
いやーすごい本を読んだね。戦慄が走ったよマジで。目を疑うとはまさにこのことだ。何というか、とにかくすごい。他に言葉が出てこない。ウソでしょこれ。とんでもねえなこの作者。そして、どうすんのよこれ。大騒ぎだよ。前知識なしで、紙の本で読んだ自分を褒めてあげたい。偶然の神引きか? そうかもしれない。
世界は透きとおりすぎている。
帽子をめぐる殺人事件。ウィリアム・アイリッシュのときも思ったが、外出に帽子が必須みたいな習慣が当たり前に描写されているんだな。オレもハットの習慣を持とうかな、と思わなくもなくもないね。オペラハット、鳥打帽…その違いが謎を作る?
残りページ数からして早く解決しすぎだとは思ったが、最後こうなるとは思わなかったな。わからないものだ。読んでよかった古典の名作、楽しめたよ。
The Zombies Seriesと銘打ってるから、こりゃホラーかスプラッターか、と読み始めたところ。実際は疾走感のある青少年のアレで、思いがけなく爽やかな読後感だった。なんでズンビーニンジャ出てこないの?
主人公の印象的なシーンは映像化を念頭に置いたものか。どうしたって、映えるだろうねえ。文章だけですでに神々しいものがある。
しかしこれ、地名的には舞台のモデルは私の母校の可能性があるな。学生の当時は学園祭にはあまり参加しなかったが、一応は格闘系に分類される運動部だったから、警備側での参加というつもりで読むシーンもあった。まあボコされる側になるわけだが。
アントワープのルーベンスのあれ。
以前に誰殺を読み、今回原作小説の訳を読んだからには、あのアニメ見てなくても語れるよね、パトラッシュ。もう遅いぜ。
犬の寿命と人間の寿命をうまいことミックスさせたところがミソなんだろうなあ。このわりとアッサリした作品を、よく論評したなあ、誰殺は…
怪談の短編集、呻木叫子シリーズ(?)。もうちょっとこう、夏に読んだ方が季節感が出たかな。まあそんなことはいい。
本格的な理論派のオカルト推理小説? って感じかな。この種の小説にあんまり手を出してこなかったから、どんな出来なのかはよく分からない。娯楽としては、なかなか悪くないと思う。推理小説だけに人は気軽に死んでいくのだが。
オカルトルポの原稿編と推理本編が散りばめられて、原稿では匿名、本編では実名という書き方の違いが文章のリズムになっていて云々…