言わずとしれたキーン氏に当時の日本語学習について尋ねて、そのインタビューを本にしたもの。海軍の日本語学校があって、それがでかかった。それ以前にもいろいろな言語を学習していたらしいが、当時日本語は教える人も乏しく教材も少なかったらしい。中国に関する研究が日本で進んでいたから、中国の研究のために日本語の論文を読む、という需要はあったらしく、そのための教材みたいなのくらいしかなかったらしい。その中でまともだった教科書が長沼さんのやつだったとか。その当時の教科書を見ながらあーだこーだ。
謎めいた女への初恋を述懐したもの。イキイキしてんなー。しかしこれはティーンエイジャーの目で見た光景を記述したものであって、実際はここまでのものではなかったんじゃなかろうか。本人は本気で大きなものであっても、、、というのはよくある話で。
まあ最後まで覚えきれなかったけど、無意味と思われる登場人物がいて人数がかさ増しされているし、見え見えの伏線もありつつ、まあ楽しい記述ではあったことだ。
おれも普通に詩を朗読するようになっとかないとなー。こういうのは普段からの心がけが大事なんだよ。
著名な芸人さんによる書評? キャラクター通りの独白スタイルで、本自体はテーマを取ってくるだけで、ネタバレ的な書き方は控えめ。まあ、読み物としてはいいんじゃないかな。ただ、書いてる側が感じているほど楽しくはない。自虐ネタだったり、どうしても自分語りになるんだよ。本が主体にないというか。
関心の範囲が私とあまり重ならないこともあって、読んでみたい本はあんまり見つからない。逆に安心感? がある。
まあ、読んだことのある本ない本ありましたが、最後までそんな感じ。一冊くらいは紹介されていた本を読むかもしれない。ギリギリのところ。
マイクロソフトのAzureのチームにいるエンジニアが、同僚のすごい奴らの仕事の進め方を語った本。ナデラの本を思い出しながら読むことに。マインドセットマインドセットうるさいんじゃー
この人のところでは2週間スプリントか。私のとこだと1週間ですね。2週間でやってた頃もあったけど、1週間に慣れると2wは考えづらくなる。1wを5dと決めた奴が凄いな。正確に言えば7dで2d休か。
最後の方は人生訓みたいな話になったが、まあそうだよね、というレベルの話が多かった。自分の職場を考えると、そんなに悪くないんだよな。前のところはかなり当てはまったが。あそこは今はどうなってるんだろうな。職場を移って10年くらい経つけど、あんまり変わってないんじゃないかな。
江戸時代の文才のある侍が、昔の怪談話を集めて物語にしたもの。怪談というか、本格的な物の怪の話か。いわゆる短編集に当たるものだが、それぞれ、なかなか読ませる話。
今回読んだのは青空文庫にある現代語版ですが、興味深い業な話が多かった。時代とテーマの必然で、僧侶や神官がかなり活躍する。
ネロ・ウルフのシリーズ。今まで読んだことはなかったけど、巨漢の安楽椅子探偵だね。人気はあったはず。
かなり楽しめた作品になった。依頼人もそれなりに活躍したし、主人公も暴れたし、まさかゴムのコールマンがコールマンのゴムだなんて。描写は少ないが依頼人は美人らしいしね。本人の描写ではなく周りの反応の描写だけで美人と思わせるところがなかなか、うまいんだよな。そう思った。
物理学者って論理がおかしくなることがありますよね。理論があるから現実でも起きないんだ、とかそういう言い方。現実を説明するのが理論であって、理論を実装したのが現実、ではないのに。
コンピュータシステムの世界ではなく現実の宇宙が相手なことが分かっているのだろうか。相対性理論は光が最速であることを「決めた」わけではないよね。現実に光が最速であり、それを説明する理論を考えたよ、反証ないでしょ? というだけであって。
辞書編纂に関わった若者たちの物語。すごい熱い話だった。執念よ。
よろずのことのはと言っても今や言葉の数はよろず(万)どころではなく、それを集めて解説した辞書ともなると、編纂するのは並大抵の労力ではない。IT技術の一般化によってだいぶ軽んじられてしまいがちなところはあるが、世の中で使われている語彙のスナップショットというか、その時代の考え方やコミュニケーションの全てをまとめたようなものだからなあ。
言葉があるから始まるのだ。ほとんど全てが。
3歳と打とうとしてしまうが、それでは意味が違う。
ただの悪口大会のような話で、今の基準だと駄作だろうな。イングランドの歴史の知識があれば、もう少し違ったかもしれないが。ただ悪人は悪人らしく戦い、善人は早死していくだけだからなあ。悪口は良くないよ? チクチク言葉は禁止されてるんだよ?
地球の人口が爆発し食糧難に苦しむ中、木星の衛星ガニメデへの移民に入った少年を描くSF小説。
開拓者というか、先に植民している人がいて、後から大量に送り出された人々。まあバラ色の生活のように騙されて来た、ある種の棄民? という地球でもよくあったやつね。ボーイスカウトの話とか、まあいろいろ話が出てきて。文体はハインラインだ。回想のように、解説的な進行。
隣人が強すぎた。死なないにも程があるな。父親も判断力が強い。人間とはかくありたいものだ。特に、大人の男ともなると。