いつか、虹の向こうへ (伊岡瞬)
ハードボイルド小説。居候と暮らす元刑事。幸福が次々に逃げ出し、どん詰まりに落ちたあとのメンバーの、つかの間の団欒。それは不幸の前触れに過ぎないのか。
チンピラとのバトルに始まり、ヤクザに殴られ、刑事に小突かれ、ヤクザにまた殴られ、さらに色々あってボロボロになりながら殺人犯を追い、ヤクザの抗争を暴いていく。
しかしヤクザは殴りすぎでしょ。あんなに気軽に殴って拳を傷めないんだろうか。ちょっとしたグローブくらいしてて欲しい。結局は骨の硬さだから、組成から考えても殴った側と殴られた側で強度はそれほど大きな差ではないはずで。まあちゃんと骨のないところを狙ってるんでしょうけどね。
結末はまさかまさかではあった。主人公がなぜ諸々を見破ったのかは、よく分からないところ。消去法でそこまで限定できんの?
虹の寓話は印象的だった。この絵本は実物のモデルがあるんだろうか。
俺の虹はお前よりもでかい。