神奈川県警、マトリョーシカ、遺体。なんという魅力的な3点セットだ。真相はいかに。なかなか良かった。舞台は私の地元に近い。現在はだいぶ様変わりしている場所が多いと思う。根っこは変わらないんだろうけど。
なんやかやで解決するとは思えない体制で事件が捜査されてゆく。誰もが隠したい、誰もが闇のままで終わらせたい事件。恐れを知らぬ、特技が顔色伺いな金持ち御曹司刑事がハードボイルドにその闇を暴く。感じた違和感を大事にするんだ。成長を見せてみろ。
いーかおめえ、組織ってのはなあ…って感じで説教をしたくなるような展開が続く。神奈川県警と警視庁の共闘。普通ならアツい、と言えるのかもしれないが、そこはなんとも言えない。
ラストはどうなんだろう。狂気的だった。虚しさだけが残る。犯人もかなり難易度の高い犯行をやってのけたと思う。執念がそれをさせたのか。
登場したほとんどの常識人が常識外れなことをした物語だった。どいつもこいつも、なんで刑事になったんですか。