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山椒の実

六人の赤ずきんは今夜食べられる (氷桃甘雪)

童話をベースにしたホラー推理アクション?

果たしてこれは設定を生かせているのか? 秘薬の種類が多すぎるしキャラもあんまり強くない。戦い方もうまく描写できてないんじゃないかな。映像化狙いで6人の若手女優出せばいいんだろ、みたいな感じだったり? そんなわけないか。

いろんな要素をまとめきれなかった印象。秘薬設定を頭に叩き込み、こいつの能力はコレ! と指差し確認させておいて、いや渡せんのかよ、落とすのかよ、知らん薬隠し持ってんのかよ、と怒涛の混沌に巻き込まれた。サイコ野郎はこいつ…じゃなくて影が薄い方で…のように二転三転させた割に、最終的には位置エネルギー物理攻撃で戦う無意味さだ。能力組み合わせパズルと人狼設定はどこ行ったんだ。万有引力なんてファンタジーじゃないよお…

そして最終的には承認欲求ゲー? そんなのあり?? そもそもが王子に玉の輿なんていう絵に描いたような他力本願の幸福をベースにした人生で、そこからどん底→本人力量絶大化に持っていくまでの苦労があったんじゃないの? その象徴が知恵と勇気、自力でオオカミを倒して祖母のカタキを討つ赤ずきん英雄譚だろ。

ボスにしては倒され方も死に方もなあ。誰にも見守られず、無意味な苦しみの中で死なせたのは悪趣味だ。獲物に苦しみを与えるな。すぐトドメをさせよ。猟師だろうが!

というわけで、ストレスのある読書になった。オレには美少女イラストとかいらんのよ。Kindleのモノクロ電子ペーパーじゃ魅力にならないし区別もつかない。もっと文章をくれ。