羽州(出羽国=山形とか秋田とかあっちの方)とタイトルにあるが、江戸の話。江戸屋敷があるからね。
江戸の大名火消しとして採用された、引退した元エース、人呼んで火喰鳥。ボロボロの組織を再建するために奔走する。火事起きすぎでしょ江戸って。なんか最近アニメ化されてるんですね。私が読んだのは小説ですが、人気あったのかな。あったんだろうな。キャラデザイン的にはユニが統一されてないという設定は活きるのではないか。髪色、体格、衣装。そのバラエティの多彩さがいい絵になると思う。
自分にとっても火事というものは最も警戒すべき災害だ。ウチの家が燃えたら人生終わるからよ。とりあえず火遊びはしないしキッチンはIH、まあ色々と気をつけてさらに火災保険に入ると。
そうはいってもこの本の舞台である江戸時代はロクに火災保険もねえだろうし、なおさらだろうね。それだけに火消しの役割は大きい。
最終的には鬼平が活躍して一網打尽にして終わった。密偵も大活躍(描写はないけどたぶん裏で活躍したはず)。残念ながらおまさや五郎蔵は流石に出てきません。
名付きの特殊技能持ちのキャラは大体活躍したけど、集まった鳶たちはもうちょっと名前つけて活躍させてあげても良かったんじゃないかなあ。
主要登場人物の中では先代の息子のグルメの子がかなり良かった。内面の成長と、隠し持つ超特殊能力。これはアツい。強すぎる。極めた道で身を立てればいいのに家に縛られた職業選択は可哀想でもあり、それでも覚悟を決めて前に進むけなげさ、それを隠す日頃の態度。こういう奴が美味しいところを持っていくと物語がしまるんだよな。