蠅の王 新訳版 (ウィリアム・ゴールディング)
悪い方の15少年漂流記? みたいな、傑作との呼び声の高い小説。英国男児の魂を見せろ!
やばいねこれ。イギリスの子供が野蛮人になるなんて。それも食糧に事欠かない夢のような島で。豚までいるのは不自然ではないか。まあ冒頭から不穏ではあったよ。呼ばれたくない名前でしか呼ばれず、結局本名も分からないままに終わった最重要人物が悲しい。
これでもねえ、どんなにチビがわちゃわちゃしてたとしてもだよ、何日もいるんだから人数くらいは数えとこうな。初手で減っちゃった分や途中の退場で減った分はしょうがないとしても、ラストで人数わからないは普通にダメだと思う。まあでもリーダーは逆立ちが得意なクソガキかあ…いやクソガキリーダーには無理でもメガネくんはちゃんと数えるべきだよ。怠慢だ。
最後はまあラストを迎えるんだけどさ、最終的には救いに見えて、それでいて何の救いもないという。やはり武力がほとんどの問題を解決するんだなあ。