現代語訳 徒然草 (吉田兼好/訳:佐藤春夫)
鬱屈のあまり一日中スマホに向かってキチガイじみた呪詛を撒きつける。そんな人生を送るワタクシが青空文庫にあるやつを読んだ。ケンコー! いいぞ、奥ゆかしい!! ト・ゼン・ソー! ト・ゼン・ソー!!
その実態は700年前のオッサンの上から目線人生訓ブログ。と表現すると途端にクソ文章に思えるから不思議だ。書いてるのが現代人だったらマジでクソもクソ、大グソだよ。SNSだったら誰も顧みないだろう。良くてプチ炎上か。それが古代人というだけで尊ばれるのは…なんかオレたち騙されてないか? 何が書いてあるかより、誰が書いているかが重要。オレはそういう価値観では生きていないはずなのに。
まあ当時の建物や日々の過ごし方なんかの様子がわかる記述もあって、そういう価値もあるんだろうな。書いてあることは独善的で同調者を好み異論を交えた議論を嫌っている。現代的な価値観ではあまり知的な人物とは言えないと思う。歳月と言うものはかくも人の評価を変えるものである。(←ちょっと文体を真似てみた)
AIにこれを読み込ませて、著者が好むかどうかを聞いてみたいな。ケーキのフィルムについたクリームを舐めることを著者はどう思っているか、とかさ。
内容自体は語るべきこともほぼほぼ無。文才だけは無駄にあるジジイが賢しらぶって好悪を述べただけのクソだった。懐古趣味も過ぎてひどい。なんでこんな駄文が後世に残るのか。嘆かわしいことである。フェイクニュースや陰謀論としか思えぬことも書き記してある。それが分かるのは後知恵だが。
何だったかな、序盤の、雪が降った日に出した手紙に雪のことを書かなかったら怒られたテヘペロ、みたいなやつは良かった。この段は一つズバ抜けていた。ケンコーにしては、やるじゃないか。あと後半にも短文で割と良いものがあった…けど詳細は忘れた。
あとは、怪異の話が散りばめられていて、何かの暗号なのかもしれない、という説を考えたが、どうかな。徒然草、死の暗号。