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山椒の実

うどんキツネつきの (高山羽根子)

評価に困る作品だよな。表題作の主人公は描写が乏しいし、明らかにグラフィックの描き込みが違う、こいつ…モブじゃないぞ! と思ったやつが一瞬でモブだったり(わざわざ名前つける意味あんの?)、故意としか思えないほど貧相な描写で裏切り続けてオチがまた。実はタヌキでした、と言ってくれたほうが良かった。三姉妹設定も生きてないし、捨て犬の捨て方の凄惨さからの一代記としても、犬自体の描写もほとんどないから。

そういう表題作の他にも独特な空気感を持って軽くSFかホラー的な風味をつけた短編がいくつか。こういうの好きな人いそうだよね。16人産む話やラジオの話など、奇妙な後味がある。