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山椒の実

凡人として生きるということ (押井守)

オメーは凡人側の人間じゃねーだろうが! というツッコミを待っているかのようなタイトル。

内容は机上の空論ですらないN=1の本人の人生の感想文。くだらなさ過ぎた。薄いから良かったようなものの、内容はさらに薄いというね。ジジイの独りよがりの人生訓! て感じ。まあ中盤以降は自身の経験の語りを織り込んで少しは持ち直したが。少しはね。

まー、これが許されるだけの本業の実績があるってことなんだろうな、という感想は出てきたよ。あるいは文化人枠として自分の新書を本棚に置いときたかったのかも。そういうモチベーションだったら理解できるが。仮に功成り名遂げることがあっても、こういう本は書きたくないな。いやー久々にクソ感想を書く羽目になったよ。視力が劣化して読書に支障が出ることを恐れながら、我が人生で残り多くない読書の時間。読む本はもっと厳選するべきだと思いました。マジでなんで最後まで読んだんだ?

こういうジャンルってどんな名前がついてるんだろうなあ。避けるのに役立ちそうなので、ジャンルに括ってほしいところ。この本に関しては、改めて見ると、タイトルと著者名で察するべきだったと言える。

どうすれば良くなったのか、考えてしまう。こう、自伝か自伝的小説にしとけばだいぶマシになったんじゃないかな。あるいは、本じゃなくてブログかファンクラブ通信にでもしとけば、ダメージ(って何?)は少なかったのでは。