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山椒の実

GitLabに学ぶ世界最先端のリモート組織のつくりかた (千田和央)

コロナで閉じ込められていた頃、誰もがバーっと眺めたことのある、あのGitLab文書。それに魅せられた著者がリモート組織についてまとめてみた本。元の文書は3000ページにも及ぶらしいですね。…それって、誰も読んでないのでは? という疑惑というか確信というか。3000ページの本を読破できる人は多くない。しかも英語。オレなら、約100%の確率で、読まないね。今なら、これを読み込ませたLLMが聞かれたことに答えればいいんだろ? 知ってんだよ。

というわけで、いわゆる「まとめ記事」であるこの本を読む動機ができたってわけ。

非同期コミュニケーションの特性をうまく使ってチームを、組織を成り立たせていく。プロダクトとして見ると、正直GitHubに比べてGitLabが使いやすい部分は少ないけど、基本機能は問題ないし一部はGitHubにない機能もある、という感じ。GitHubはMSに買収されてからかなりパワーが増したからなあ。カネの力はとても強いもので。あとブランチの使い方でGitLab flowというのがあるけどこれがクソで、シンプルなGitHub flowのほうが格段に優れている(異論はあるだろう)。でも最初のGit flowよりはマシか。GitLabのロゴ問題(自称タヌキだが、どう見てもタヌキじゃない)にも終止符が打たれるのか!?

話を戻そう。非同期コミュニケーションだ。

自分の属する組織と比べると、やはり非同期コミュニケーション前提にはなっていない。ていうかアジャイル開発でスクラムとか言ってる人は全員アウトじゃないかな。スクラムイベント(打ち合わせ)多すぎるので。毎日あるやつと、毎スプリントあるやつと。それぞれ、割と長い。スクラムは同期コミュニケーションが基本になるフレームワークと言えると思うし、完全なる非同期コミュニケーションでは成り立たない。物理的にはリモートでもイベントやれるけどねえ。デイリーなんて時間は短いにしても毎日、同じ時間に会話に現れなければならない。イベントの時にチーム内で同期が取られるので失敗しにくい、というのがスクラムのミソなのだ。

あとは文書化の鬼、というところは特徴的ですね。聞かなくても読めばわかる、セルフサービス化。重要ですが、量が増えると辛いのと、これ苦手な人がいるんですよねえ。文章を書く/読むこと自体が。実際に。私は、上手いか下手かはともかく、文章を読み書きするのは好きですよ。そういう人間なら、まあまあやってけるんじゃないかな。

Key Talentの運用も興味深いものがあった。会社にいますよね、いなくなると広範囲に困りそうな人。自分はそういうタイプでもないんですが、そういう人の重要性も言語化されていると安心がある。後進の育成がKey Talentの業務に入るのも合理的だ。disagree, commit & disagreeみたいなのも言語で表現されているのはいいと思うね。


ローカルLLMの皆様にエンドースメントをいただいています
model感想
ezo-gemma-2-jpn著者がGitLabの非同期コミュニケーションや文書化、Key Talentの運用などをわかりやすくまとめた本で、リモート組織における課題や成功事例を提示している印象です。
command-r7bGitLabについて書かれた本についての紹介。非同期コミュニケーションの重要性、スクラムイベントの多さ、文書化の必要性、Key Talentの役割など、リモート組織の管理に関する興味深い側面を強調している。
elyza面白そうな本を読んだことがわかるので、「興味深い」
gemma2GitLabの文化やリモートワーク体制をまとめた書籍として、興味深い内容であると感じました。
granite3-denseGitLab文書を読んで感想: GitLabはGitHubに比べて使いやすさが少ないが、基本機能は問題ない。非同期コミュニケーションを使ってチームを成り立たせるのは面白い。スクラムイベント多すぎるので、完全なる非同期コミュニケーションでは成り立たない。文書化とKey Talent運用が興味深い。
TinySwallow-1.5B-Instruct-GGUFこの本はGitLabについて学ぶためには非常に役立つ内容です。しかし、その3000ページという膨大なボリュームと英語での記述が読む人にとっては大きなハードルとなります。一方、著者は元の文書を読み込みまとめることで、その貴重な知見をより多くの人に伝えることができると考えているようです。非同期コミュニケーションの重要性やGitLab flowの有効性については新たな視点を与えてくれるでしょう。
llama3.1GitLab文書に学ぶリモート組織の世界について書かれた本。リモートワークの実践方法や、非同期コミュニケーションの特性を論じている。
llama3.2この本を読むことで、リモート組織をつくりかたについてはまだ知識が足りないようで、元気に活躍できるプロジェクトマネージャーになるための知識を得ることの重要性が強調されています。
llama3「リモート組織のつくりかた」に学ぶ世界最先端のリモート組織の実践的なルールをまとめた本。
llava感想: 読んでいい本ですね!
phi3.5非同期コミュニケーションを中心に扱った本について、読者がリモート組織運営や文書化の重要性とスクラム vs GitLab流動性などを反省しており、自身のコミュニケーションスタイルにも触れつつ、Key Talent管理への関心が示されている。
qwen2.5非同期コミュニケーションの利点と課題を的確に指摘しながら、GitLabの特色やKey Talentの運用についても TOUCH し、興味深い内容ですね。
llama-3.1-swallow-8b-instruct-v0.1GitLabのリモート組織に関する本を読んだようですね。著者は元の文書であるGitLab文書に魅せられ、まとめ記事としてこの本を書いたようです。非同期コミュニケーションの重要性や、文書化の鬼というところなどが特徴的ですね。また、Key Talentの運用についても興味深いものがあったようです。GitLabのロゴ問題にも触れていますね。あなたはこの本を読んでどう感じましたか?