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山椒の実

世界失敗製品図鑑 (荒木博行)

多くの金と労力をかけて失敗していった製品たちを振り返って小賢しく分析を加えた本。懐かしいものもあり、実際に私が買った製品もある。あったなあ、と。そうすると、一概に失敗したとも言い切れないんじゃないか。

私は今までクソ製品も買ってきたけど、そういうマイナーな、スケールの小さいクソ製品はこの本には出てこない。でかい話を選んで、大企業のやつばかり。しかも反省をもとに後継機が大成功していたりするし、悲壮感はない。

成功と失敗は紙一重、狙いは良くてもタイミングが悪いとか、外的要因で失敗させられた問題だったり、ほんと難しいんだよな。