大規模言語モデルは新たな知能か ChatGPTが変えた世界 (岡野原大輔)
PFNの人によるLLMの解説。あのすごいやつは実際どうなってんの、というね。
わかりやすくて良かったですよ。分かったところで何ができるかっていうと、アレなんだけれども。
PFNみたいな会社の人だとどういう感情を持つんだろうな。主役級の頭の良さを持つ集団だと思われているけど、LLMの最近のビッグウェーブから見ると、割と蚊帳の外? みたいな感じになっている。やられた感を持っているんだろうか。その辺の感情はこの本の文章からは、見られなかったな。そういう本ではないのかもしれないね。実際この本の文章の中でPFNが登場することはなくて、著者プロフィールまで待たされるんだ。
自分にとっては、LLMは「いつまでも遊べると思える玩具」という感じだ。出てきてそんなに経っていないが、進歩がすごいし、そのうち人類の知能を越えるだろうと確信を持ってしまうくらいの知性がある。タスクによっては人類のエース級の人を超えているんじゃないかな。問題はこの、「タスクによっては」という限定がなくなる日がいつくるか、という話なんだよねー