はつ恋 (イワン・ツルゲーネフ)
謎めいた女への初恋を述懐したもの。イキイキしてんなー。しかしこれはティーンエイジャーの目で見た光景を記述したものであって、実際はここまでのものではなかったんじゃなかろうか。本人は本気で大きなものであっても、、、というのはよくある話で。
まあ最後まで覚えきれなかったけど、無意味と思われる登場人物がいて人数がかさ増しされているし、見え見えの伏線もありつつ、まあ楽しい記述ではあったことだ。
おれも普通に詩を朗読するようになっとかないとなー。こういうのは普段からの心がけが大事なんだよ。
後日談の部分がかなりのリアリティをもたらしている。そういうもんなんだよね、現実って。しかしこのネットリとしていてウジウジしていてそれでいてサッパリしている心情の描写。現代の読者に通じるだろうか。