社史の図書館と司書の物語 (高田高史)
川崎にある県立図書館で社史を集めている。その話。どこで読んだんだったかな。まあ、場所は知ってるんだけど、県立図書館は収蔵する本が自分向けとは思えないラインナップなので貸出カードも作っていない。社史ねえ。これは面白くも役に立つ活動だと思った。こういうのが公立の施設のあるべき姿なんだよ。
社史編纂室なんて、左遷の代名詞? みたいな勝手な印象も受ける文字列ではある…んだけど、会社のことを歴史に残す活動には重要性もある。
そして著者のキャラクターもあって、楽しみのある本に仕上がっている。広報もうまいんですね。お米の人の文章を思い出した。つまりいかにも「公務員の外れ値」っぽい文章ではあるんだけど、読んでよかったと思った。