SPEED (金城一紀)
The Zombies Seriesと銘打ってるから、こりゃホラーかスプラッターか、と読み始めたところ。実際は疾走感のある青少年のアレで、思いがけなく爽やかな読後感だった。なんでズンビーニンジャ出てこないの?
主人公の印象的なシーンは映像化を念頭に置いたものか。どうしたって、映えるだろうねえ。文章だけですでに神々しいものがある。
しかしこれ、地名的には舞台のモデルは私の母校の可能性があるな。学生の当時は学園祭にはあまり参加しなかったが、一応は格闘系に分類される運動部だったから、警備側での参加というつもりで読むシーンもあった。まあボコされる側になるわけだが。