民間人のための戦場行動マニュアル もしも戦争に巻き込まれたらこうやって生きのびる (S&T OUTCOMES, 川口拓)
危機的状況を生き延びるための知識を集めた本。著者は自衛隊の教官?
興味深い知識はあるし、自衛隊がどんなことを想定して守備しようとしているのか、窺い知ることができる。まあ実際は想定通りには来ないんだろうけど、前触れがあるだろう、という想定はどうか。ウクライナでのそれのような大規模な侵攻を考えれば、前もって危機の情報を得られるのは事実だろう。
それで、その情報を見てから準備していたんじゃ間に合わないことは想像できるよ。そこでこういう本なんだな。
しかし、これ読んでも、たぶん準備しないんだろうなあ…サッカーの試合を見に行った時にどの座席を選ぶかで生死を分けるとして、考慮しながらチケット取るかって言われたら、やらないよねえ。都心に働きに出てるのもそうだし。まあ、平時の道路なら半日頑張れば歩いて帰れる距離ではあるが。
もし戦争になったら何らか役に立つことができるかな、と思っていたが、無理だなこれは。初手で自分の身を守れる可能性も薄いと思った。