歴代天皇総覧 皇位はどう継承されたか 増補版 (笠原英彦)
なんかすごい本。歴代の全天皇とその皇位継承がどうなされたのか、全部やっていく。その血塗られた(?)歴史。自分は南北朝とかよく分からなかったんだけど、理解できてきた。結末は謎だが…南朝が勝ったと思いきや、統一した時に北朝が勝ったの? まあ結局両方とも武家に負けた形になったという感じか。戦争で決着をつけようとすれば、そうなるよね。
外戚と院政についてはなんというか、すごいなという他ない。このパワーバランスがためらいもなく続けられるというのはちょっと理解できなかった。今の価値観だと、ネガティブな印象しか残らないな。
側室がなくなった現代においては、おそらく天皇家は滅亡という感じの未来になるのかな。遥か昔に臣籍に降りた族を復帰させたりするのかもね。まあシンボリックなものだから、最終的には仮想化して残すのかもね。AIに人格を移して永続化するとかw
男系男子/男系女子/女系男子/女系女子の考え方はこの本の最後の方でやっと理解できた。まーなんというか…くだらない? とこれを思ったりするのは科学知識を持った現代人だからかな。昔の人には、重大だったんだろう。おそらく。