Skip to main content

山椒の実

チャイナ蜜柑の秘密 (エラリー・クイーン)

もはや古典のミステリ。作者は最も気に入っていたらしい、ということで読んでみた。普通に面白かった。外さないよね。

なるほどー。途中で読者への挑戦フェーズが用意されていたが、すっかり分からなかったぜ。詳細部分は現代人の常識で解くのは無理があるのかも。大枠は注意深く読めば対応できたのだろう。私はあんまりそういう読み方は好まないんだよなー。別にそこまで先読みする必要はないんだろうよという気もするんだ。まあ、分かっちゃった場合は逆に鬼の首を取ったかのように「俺ここで余裕で分かったしー!」って言うんだけどw

この作品自体は、複数の問題による多数の事象が入り組んでいて、それぞれ分類することで解決していくパターン。メインのトリックと比べて事象が多すぎな感じもしたねー。しかし動機のところは悲劇的だったな。

あーそうだ、いま切手収集家ってどのくらいいるんだろうか? なんて思いながら読んだなー