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山椒の実

渚のリーチ! (黒沢咲)

麻雀プロの自伝的小説。四暗刻の人ですね。本田がトップを取って宣伝するとなったときに、その時点でタイトルしか読んでいなかった(?)やつ。理工学部から社会人になりOLをやっている麻雀打ちが競技プロになり、ちょうど発足したMリーグのドラフトにかかって活躍する。

活躍と言っても雷電だから、チーム自体は弱いんだけどね。黒沢自体は雷電のエース的存在だからなー。

一部の団体名を除いて名前は変えてあるし脚色も多いんだろうけど、かなり自身の過去を反映したものになっているみたいな感じでした。

ラストはあの昨年、レギュラーシーズンの最後にフリテン7ピンをツモ上がって通過を決めた伝説の1局。いやまあ、あれは凄かったからな。極限の選択、偶然の連続をかいくぐって練り上げた手。