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山椒の実

妻はサバイバー (永田豊隆)

新聞記者が、妻の精神障害に関して奮闘した記録。すげえ話。ウルトラハードモード? よくやったなあ。壮絶で、ホントよく仕事続けられたよなーと思った。休職もしているみたいだが。中学まで空手をやっていただけあって、その基礎メンタルもフィジカルも強く、能力は高い。その男が巻き込まれた形で適応障害になりながらも、妻をどうにか救おうとする。

とりあえず凄すぎて自分の理解をあっさり超えてしまった。こういう人生を送る人もいるんだな。しかも、出世街道を進む、日本の新聞記者が。救いの見えない道を歩き、黒より暗いその道の中に救いを見出していく。

果たして自分に歩めるのか、このような人生が。そう問いかけられた気が…いや問いかけないでくれよ頼むからさ。常人にはキツすぎるぜ。ここ最近自分もハードモードになったかなって気がしてたんだけど、それは比較の問題であって、実際はイーズィーの範疇に過ぎなかった。それを思い知らされた。