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山椒の実

ワン・モア・ヌーク (藤井太洋)

狂人の天才が集まって悪いことをする話…? まあその表現は表現として、面白い話ではあった。主要登場人物がそれぞれ別の思惑を持っているのがいい。それぞれ主役を張れるくらい中身がある。騙し合い、腹の探り合い。その果てにあるものは?

この本を読もうと思ったのは、勤めている会社の近くの地理が出てくるという話を聞いたから。のっけからアラブではあるんだけど、確かに出てきた。なるほどあのへんか。

しかし、事実は小説よりさらに先を行き、東京オリンピック2020はコロナで延期…まるでSFの世界なんだな、我々が生きているのは。