トラックドライバーにも言わせて (橋本愛喜)
肩書きがうるさいライターが、過去に実家の工場を経営をしていた時期に大型トラックを運転していた。そのころの経験を元に、トラックドライバーの事情について述べた書。
確かYahoo!ニュースか何かでよくこの著者の記事が載っていて、それで著書を読んでみようということになったんだと記憶している。中身は知らなかったことが多く、非常に参考になる。
自宅の近所の大きな公園…まあ等々力緑地だが、そこにトラックがよく待機している場所がある。おそらく時間調整と休憩なんだろうけど、駅に向かうバスの通り道にもなっているし、地元の中学生の通学路にもなっている。そこに入るための道路の片方は生活道路だったりもするから、邪魔だと思う人も多いだろうと思っている。近所の工事の車とかだったら事情もわかりやすいけど、ほとんど無関係な通り道で止まってるとしたら、なおさら。
川崎は物流の要になることを目指しているような土地柄だから、勝手に道に停めてる、っていう状態にするんじゃなくて、トラックの待機スペースみたいなのを公式に用意してもいいんじゃないかと思ったね。それで売店やちょっとした運動設備が賑わうんなら、悪くない話にもなるよね。
まあ、長距離は貨物列車にコンテナ積んだ方が、全体的にはいいんだろうな。時間的・金銭的な問題とか、積荷の形状とか、いろいろあるんだろうけどさ。トラックの会社は小さい会社が多いという話もあって、複数の短距離と貨物列車の組み合わせってのが難しいのかもしれない。