清原のアレね。
ページをめくるたびに気が滅入るのだが、読まずにはいられない。あの清原へのインタビューを長期に渡って重ねた、そういう本。ただ遠くにボールを打ちたかっただけの少年が、どうしてこうなった。
アンサー本を先に読んだのだけども、そこでは対戦相手を太陽のように照らした清原の現在地。今は傷つき弱って、そこからこれまでの人生を振り返る。それは当然のことながら美しいだけの人生ではなく、歪まされ、暗さが支配する洞窟の中にいるかのような。英雄のその後、みたいなね。
どうにかならなかったもんかねー。避けられた事態ではあったはず…なんじゃないかと思ってしまう。