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山椒の実

勲章 知られざる素顔 (栗原 俊雄)

勲章に関する本。なんでこんな本を読もうと思ったんだか思い出せないが、とにかく読んだわけだ。知識はあまり入ってこなかった。

著者としては勲章に対して批判的な考えを持っているのかな。そこはひねくれているとも感じられるが、一定の理もあるなと思った。

つまり、軍人向け・公職向け・一般向けで分けていいんじゃないかと思うね。現状、公職と一般がごちゃ混ぜになっているから問題になる。公務員続けた人と民間で大きな功績があった人ってのは直線上で上下を決めることはできないんじゃないか。軍人にしても同じ。それは交わらない別の軸での評価であって。それから職責の軽重があるが、そこは報酬で報いていると思えば、勲位で差をつける理由がない…んだろうけど、だが総理大臣みたいな人と同じ勲章をもらうわけにはいかんよね、という感じもあるでしょ。職責を超えた率というのがあったとして、その率が勲位の重さに比例すればいい…のかな。

文化勲章の話とかも割と参考にはなった。なるほどねー。

それで、国民栄誉賞というのは一体、何なのだ?? 勲章か文化勲章がもうあるから、それの上の方のやつをあげればいいじゃないか。