子供のいじめの問題で、こじれてしまった場合に頼ることができる存在として、探偵という職業があるようだ。こういうことに探偵が乗り出すというのはしっくりこないんだけど。ちょうど今「仮面ライダーW」をYouTubeで再放送してるしね。
あともう一つ、きっかけとしては、こないだキモい田舎のオッサンに若い女子が殺された事件があったじゃないですか。完全に根拠がないけど、あれって、いじめられてああいう行為を強要されてたんじゃないかっていう気がしたんだよね。それでお金が欲しいというよりも、アレで稼いだお金を渡せないといじめられてしまうので、どうしてもお金をもらう必要があった、という動機であれば割とあるかなと思ったんだよね。それほど不可解な行動をする事件だった、という印象が残って。
それで、この本を読むとあり得る話ではあるんだなと。まあ私は根拠を持ってないから、あの事件がそうだったなんて結論づけられるわけもないんだけど、そういう世界があり得るんだという知識は得ることができた。
…事件についてはこのへんにしておこう。
この本の筆者は自分がそういう仕事をする理由として現在の大人や学校に対する批判も強調しているが、まあその辺は正直どうでもいいかと。こういう「昔は良かった」的な主張ってさ、ほとんどの人が印象でしか語らないので、議論に値しないものが多い。年食ってるからって、根拠なく「昔は良かった」なんて言っていいわけがない。実際のところ昔はもっとひどかったに違いない。
ただ子供は大人の真似をしているに過ぎないんだとか、大人が本気で対応すれば解決できるんだとか、そういう話は割と実感がこもっていて説得力があった。うちでもクソで不愉快なバラエティ番組とか子供が喜んで見てますし、リアルな大人にもパワハラとかありますしね。