日本三大邦子の一人、向田邦子の代表作ともなったエッセイ集。文章の達人が、自分の子供時代を振り返る。昭和だよね。平成が終わりに近づいて、昭和を思う。そしてこの本を読めばそこに昭和がある。
昭和から平成にかけての時代は人類史にとっても激動の時代だと認識しているんだけど、どう捉えたら正しいのかまだ戸惑っている部分が自分にはある。昭和という時代を認識するにあたって読んでおきたい本ではあった。
暴力が終わる時代? という捉え方ができるかなと思った。今時はこんな風に子供に暴力を振るったら捕まるわけだよ。
では平成という時代を捉えるには何を読めばいいのかな? それをするのにはまだまだ長い時間が必要になるだろう。