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山椒の実

宇宙ビジネスの衝撃–21世紀の黄金をめぐる新時代のゴールドラッシュ (大貫美鈴)

ライトな読み物として最近の宇宙のトレンドを紹介。要はアメリカの億万長者が次々に参戦し、アメリカ流にビジネスが入り込んでくることで発展が見込めるって話。次々に宇宙トレンド話をなぞって出して勢いよく見せている。いろんな話をバラ色っぽく書いているんだけど、記述内容は本当なのだろうか?

用語でいうとコンステレーションのところはついていけずググって理解しなければならなかった。多数の小さな人工衛星を使って人工衛星クラスタを組むって話ね。ホールスラスタの説明(推進剤を使わずに電気だけで推力を得る?)は疑わしいなと思ってググったら、やっぱ違うじゃん。物理法則ナメんな? こういう、表面だけなぞってポンポン出してくる話は疑ってかからなきゃいかんよね。表面はいいんだけど、この本は表面すぎた感じ? この本を元に知ったかぶりをしたら恥をかくだろうな。だが勢いだけは本物だぜ。

それにしても宇宙…まさに勢いを感じるぜ。自分はIT業界にいるんだけど、IT業界に来たがる若者がいなくなっていて、代わりにロボットとか宇宙とかが理系の花形になっている状況が続いている。それはまさに実感としてあるわけで。

この本に書いてある多くの挑戦は実際に時間が経てば実現することが多いんだろうけど、自分が生きてる間にどこまで行けるのかな。自分が生まれる前に人類は月面に行ってるわけなんで、そこからの進歩ってあんまりなかったじゃん。