わが子を愛するレッスン―「傷ついた子ども」だった両親へ (M.ラインホルド)
幼少期に親から受けた拒絶への、大人になってからの反応について様々な事例を元に論じた本。
このタイトルを見て奥さんは「ふふん」と鼻で笑いましたが、たぶん君がタイトルを見て想像したのとは違う視点でこの本を読んでいる。自分と、あと奥さんのパーソナリティや行動パターンを分析するために役に立つかな、と思って読んでいるので。自分の子供に関してはとりあえず関係ない。
割と疑問に思っていたのが、自分の自信のなさがどこから来るのか、ということなんですよね。冷静に自己分析してみると、自分ほど優れた人間は滅多にいないし、現在ついている仕事の能力に関しても、日本で上位10%には余裕で入るはず。たぶん上位5%くらいまでは割と高い確率で行けてると思われる。仮に他の職種であっても抜きん出た成果を出せるに違いなく、人格的にも申し分ないし、容姿も驚くほど優れている。運動神経も平均の10倍くらいある上に、頭脳も常に冴え渡っている。それなのになぜ、こうも自分に自信を持てないのか。もしや、幼少期に何かあったのか? という疑問を持っていた。…自分で書いててちょっとこれは厳しいな、と思いつつ。
あとは、奥さんが自分にきつく当たるのは、奥さんの幼少期に何かあったのでは? という疑念ね。この本にもあった例としては、夫が強いときは辛く当たり、夫が弱ると優しくなる妻、みたいな例ね。しかし、あの人は私がガンになった時もそれほど優しくなかった…? 当てはまらないか。
といった感じで読んでいったんだけど、人間の成長ってのは一通りではなくて、私のように完璧超人的な能力に満ち溢れている半神的存在であっても何かと自信がないという人格が育つこともあるわけだ。…やっぱ自分でこういう文章を書くのは厳しいな。
といったような心理も含めて。とりあえず、何かあったらちゃんと分析してくれる心理系の医者を探して頼ろうと思った。