Skip to main content

山椒の実

この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた (ルイス・ダートネル)

文明が消滅したあとのサバイバル術、及び文明の復活のさせ方について論じた実用書。非常に興味深い。著者の知識量に圧倒される。現代はThe Knowledgeというものらしい。知識、だけじゃちゃんと訳したとは言えない言葉らしくて、うまい日本語がなくてこういう邦題になったみたいだ。

この本の魅力は、この知識量の詰め込み方。とても一冊に収まる量ではなかった気がする。こういうコスパの良い知識のタンクは一家に一冊持っておきたい気分になるよね。まあ僕は大破局が起きたら生き残ってないんじゃないかと思うけどね。けっこう判断悪いからなー。

で、特に気になったのはアインシュタインの冷蔵庫の話と、あとは最後の章のまとめの文。エジソンの有名な言葉はinspiration(ひらめき)とperspiration(汗)という押韻だったんですね。知らなかった。それから1mのヒモを使った振り子が片道1秒(誤差は1/100以下!?)だったなんて。すげえ。驚きだ。