最期まで自分らしく生きるためにできること (ホスピスケア研究会)
ガンで死ぬにあたって何をすべきかを記した本。まあこういう本を読もうというのは健康診断で引っかかって厄介なことになる可能性がそこそこ出てきたため。まあそりゃそうですよね。死神がまた俺を捕らえに来たのか、それとも。まだそれ以上の悪い結果は出ていないので、今後どうなるか分かりませんが、私もたいがい腫瘍体質なもんで、いずれそうなるだろうという予感はあるんだよね。遅かれ早かれ。
自分のことで言うと、子供の教育費。これが3人いるから、だいたい1人1500万と言われてますから4500万。まだほとんど消化できてません。これをどうにかしなきゃ3人を大学までやれないのよね。それに加えて生活費も当然必要になる。奥さんを含めた4人が年間300万で生活するとして下の子が大学卒業の22才までだと…割とでかい。うーむ300万は使えんなー200万で生活してもらうか。さらにあれをああして、これをこうするとどうにかなるか、ならないか。いろいろ計算してますが…なかなかね。そううまく行くわけでもなくて。とにかく計算だ。計算せよ。
この本は割と実践的な本で、痛みをどうするかとか、相続をどうするかとか、精神的なこともほどほどに。おれは悪くない本だと思ったよ。痛みの話とかは参考にさせてもらいたい。資産とか負債についても、いずれまとめておかないとな。うちの子供は相続でモメるほど成長しとらんのだが。
一般的にガンの本ってのはメチャ売れるらしくて、そりゃ日本人の大半がかかる病気で死因の大きな部分を占めるわけで、ガン本ってのはそういう人々を食い物にする本なわけだ。実際図書館でもこの本がある棚ってガン本専用の棚みたいになってたもんね。でも読んじゃうんだよねこれが。それにしても、こういう類の本を売って稼ぐ人ってどういう気持ちで過ごしているんだろう。本が売れて食っていければいいのか。そうなのか。