クライシス系の本。火山の破局噴火を扱ったもので、割と話題になっていたと思う。いろいろな部分で示唆的ではある。決してスカッとする話ではないが。

神話の解釈とか国民性みたいなものはうまく書けているし、突拍子もないような内容の部分もすんなり読めた。

実際にこの本では日本がほぼ滅亡する。それどころか北半球が壊滅みたいなレベルで。その中でも主人公(?)が奥さんを助けに行くところなんかもリアルに書いていて、なかなか良かった。しかも時間軸で見るとこれ発生から24時間だもんな。かなり詰め込んだ。がんばった。

それにしても噴火来たらやばいよね。最近だと箱根とかか。箱根はよく行くのでやめて欲しいんだけど。箱根もビジターセンターの展示とかを見ると本当に火山だよね。外輪山があって、中がカルデラになっている。富士山よりはるかに巨大な山が崩壊した跡。富士山にしろ箱根にしろ、規模が大きい噴火だったら川崎にいても被害は大きいんだろうな。