テーマ自体は韓国の船舶事故にまつわるあれこれ、だが、素材は医療系SF。実在の事件や事象からのシームレスな虚構に移る。油断して読んでいたら、途中でさすがにこれは、となって、どこからが…と。そういう技だな。IPS細胞時代のフランケンシュタイン。そんな感じの物語。この技術があれば、余裕で不老不死達成できるじゃないか。革命的だ。頑張れ人類。
途中で気づいたけど、これ何か他の作品の続編ですよね。いきなりこれを読んでしまった。間違ったかな。執拗な食べ物シーンと女子高生乳首描写は何の意味があったんだろう。それ以外のシーンがあっさりしすぎているので対比がすごいんだ。そしてラストまで読んでも無意味だとしか思えなかった。