川崎5-3町田 (必然)
ピークは過ぎたとは言え、暑かったですね。東急デー。結局東急沿線なんだよなあ俺たちは。小田急/京王の町田、東急(東横/田園都市)/南武線の川崎という図式か。
試合前の状況としては、トップグループにいる町田とセカンドグループを形成している川崎の一戦。トップグループに追いつきつつ、トップグループから1チームでも多く引きずり落としたい、と。そのチャンスとなる重要な試合になった。これまでの町田との通算戦績は1勝1敗1分と互いに譲らず五分五分。昨年の負け試合(0-1)は平河がいた頃で完敗、今季アウェイの1分(3-3)はジェジエウの故障がないか、あるいは高井をベンチに連れて行っていたら勝てたであろう試合。たらればを言っても無意味だけどね。
応援はいつもと違っていて、久しぶりの鉄のハートには痺れたな。選手もいつもより早くウォーミングアップに出てきたような気がする。そんなに特別な試合だろうか。でもこの困難に打ち勝って、みんなでこの試合を力一杯戦いたい、っていう気持ちは会場中のスミズミまで伝わっていたと思います。
そんな今日の川崎は入りも悪くなくて、期待が持てた。夏の過酷な環境で、フルメンバーとは言えない状況ではあるものの、ベンチにマルシーニョやジェジエウといった強力な選手も置けている。そういう配置にできるのも伊藤やエリソンが好調を維持しているのが大きなポイントで、私は勝ち試合に特有の空気を感じていた。WINNERに突っ込んでおけばよかった…しかしこんな「その他勝ち」に突っ込めていたかどうかは怪しいから、今日はナシにして正解だったのかも。
その、後半に出てきたマルシーニョは相手DFにかなりのストレスを与えていたし、ジェジエウが入った後の安心感も抜群。相手もフルメンバーではないのは同じで、DF陣とGKが入れ替え? 事情はよく分からんが谷なんでいないの…移籍とかそういうやつ?
まあ失点部分はちょっとアレでしたな。1点目、オフサイドを流してのクロスからのヘッドは川崎のDFが間に合ってた(むしろ割と余裕で処理できそうに見えた)けど、丁寧にスラそうとして触れなかった痛恨のミスか。下田北斗のFK自体はすごかったけど、ハンドの判定だったのかな? 自分は横からの視点だったけどハンドっぽくはなかったんだよな。なんだったんだろう。まあ3点目は枠を捉えつつFWを飛び込ませるという、いいクロスだったな。あれは守りにくい。芸術的だ。
川崎の攻撃自体は、序盤のエリソンのチャンスがいい緊張感を生んでいたんじゃないかな。あれで相手DFも無理に繋がずセーフティにプレーせざるを得なくなり、選択肢を狭めた。そんな中で、それぞれに技巧が冴えた得点だったと思いますね。