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山椒の実

まとまらない言葉を生きる (荒井裕樹)

障害者の運動家に詳しい文学者が言葉の刃を語る? 悪いがウチではチクチク言葉は禁止されているんだ。

誰しも基本的人権は持つべき。でも実際は金次第という面はあるね。23区内に庭付き一戸建てが基本的人権だとすると、だとするなよ、という声が聞こえそうだが、その環境はまさに金次第なんだよね。人権をどのラインに設定するか。そこの齟齬があるから対立が起きるんだと思う。世の中のラインは低すぎる。私はハイプレスハイラインを志向する。我々の社会ではそれが許されるはず。

この本自体は私のこの駄文のようにとりとめのないエッセイ集で、読後感は残らないな。ただ読んでみたい本は増えたので、その点では読んで良かった。