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山椒の実

世界で一番すばらしい俺 (工藤吉生)

短歌集。割と話題になっていた(宣伝?)ので買ってしまった。まあじっくり読んだほうがいいんだろうけど、サラサラっと読んでいき。

自分としては仙スタを描いたと思われる「スタジアムを漏れる光の…」と、続く「傘を振り落ちないしずくと…」の2首が良かった。むろん表題作も良いのだが。あと「キスをする距離のふたりが…」の歌も良かったな。

でもこれ、長文本人解説みたいなの、ないんすかね。あとがきだけ? なんか長文早口で語りたそうな歌が多いんだけどな〜

しかし短歌の連作が映画化されるってのもすごい話だよね。