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山椒の実

ドラゴンボール改

ドラゴンボールで、サイヤ人とか言い出したあたり(Z?)からのアニメ放送をリマスターしたシリーズ。サイヤ人・フリーザ戦〜人造人間・セル戦〜魔人ブウ戦まで。悟空・ベジータ・悟飯の3人を軸に、それぞれの成長を描く。

基本的には戦闘シーンの連続だが、その戦闘シーンは手間をかけたものもあれば手を抜いたと思われるものもあって…唸り声を上げて踏ん張ってパワーアップ、あややややー! みたいなのが連続するだけなので演じる側も大変だった? むしろ楽だった? その辺の判断はつきませんが。パワーのインフレがひどく、ついていくのは大変だ。まるでバーゲンセールだな、というベジータの感想には同意する。語彙力も「すげえ」「すんげえ」「とんでもねえ」「やべえ」みたいな小学生にも分かるやつしか出てこないので、気楽に見てく感じになる。

私はこれをほぼ一気見と言っていいペースで全部視聴したんだけど、それでもかなりの期間がかかり、時間は溶けた。150話くらいで、1話20分としても3000分…50時間も費やしたのかこれに。頭がおかしくなりそうだぜ。おかげで他の趣味はだいぶ壊滅状態に。YouTubeも見なかったし、読書時間も減ったし、コーディング時間も減った。まあでもDBへの理解を深めることができたんで、よかった。ドンピシャの世代だけど、断片的にしか見てなかったから。

人気はあるけど、名作か? って問われると違うかなー。全体的には、そんな感想。それでさ、最終的には感情移入できるキャラがベジータくらいしかいないんだなあ…っていう。ひどい話だよな。でもベジータは語彙力もあるし、「なりたい自分になれないワタシ」で、最後も「みんなのために正しいことを言っても、みんなが言うことを聞いてくれない」感じがあって、大きすぎるプライドと相反する過激な自己犠牲行動、それらが混ざり合って…特別な魅力があるんだよね。