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山椒の実

神前酔狂宴 (古谷田奈月)

明治の名将を祀った神社の、会館(結婚式場)スタッフの物語。なかなか良い小説でした。登場人物のキャラクターがそれぞれいい味を出していて、その舞台も魅力的なもので、かなりいい読書体験をさせてくれた。

殺人事件が起きるわけでも宇宙人と戦うわけでもないけど、こういう普通の小説だって、ちゃんと書かれている秀逸なものなら、安心して没頭できるんだよね。自分にとっては久々だな、こういう感覚は。