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山椒の実

動物になって生きてみた (チャールズ・フォスター)

イグノーベル賞受賞。奇書の一つだろうなこれは。動物になって生きてみた、タイトルそのまんまの話。のっけからアナグマになってミミズ食べてるし。

比喩的な叙述が多すぎて読むのが疲れたよ。こんな話、ここまで字数を稼ぐ必要があるんだろうか。外国文学に特有のアレですね。あっちでは単語数でギャラが決まるため、良い作家は無駄に多くの単語を費やす傾向がある、とかいう与太話だか本当の話なんだか分からない説もあるよね。

とりあえず、キツネの「もしもし」の話が印象に残った。日本人が電話で「もしもし」と発声するのは、キツネは「もしもし」とは発音できないため、キツネに騙されないようにしている…という話ね。なるほど! そうだったのか。