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辰吉丈一郎vs.フリオ・セサール・アビラ(メキシコ)

あの辰吉と、アビラというメキシコの選手(26歳)。この選手は英雄チャベスと同じ名前だが本名だろうか。まあそれはともかく、辰吉と噛み合う選手だといいが。顔はあまり強そうじゃない。筋肉はまずまず。昔やったウィラポンのように背筋だけ見て「あ、もうだめだ」と思うような出来ではなさそう。ただその点辰吉もどうかなぁと。

1R。両者パンチを出さないがやや辰吉が積極的か。1分で場内タツヨシコール。辰吉は左ジャブの連打を起点にチャンスを窺う。そのまま1R終了。両者いくつかパンチは当たったがダメージはない。まずは様子見か。手数と当たったパンチは若干辰吉が上だがポイントがつくほどではないように見えた。

2R。いきなり接近戦。あれは気をつけたほうがいいな。あの近距離でアッパーとフックがある。アビラはボディを中心に出してくる。辰吉は相変わらず左のジャブとフックで糸口を探す。辰吉はちょっと調子に乗ってきたがアビラは冷静に接近戦狙い。いくつかいいパンチが当たったが派手なやつはほとんどガードしていた。

3R。アビラは接近戦からのフック。主にボディ。いい作戦だと思うよ。辰吉も出際を突ついて対応する。2:50、接近戦からのフックを続けるアビラに対して、辰吉が打たれながらガードを下げる。効いてないと余裕を見せたいのだろうが、悪い癖だ。なつかしい。あまり当たらなくてよかったが。

4R。0:50辰吉、ガードを下げて挑発。乗らないアビラ。冷静。私はああいうパフォーマンスは嫌いだ。アビラをロープ際に追いつめるも、くるくるかわされて当てられず。逆に辰吉をロープ際につめたアビラはそこでも接近戦からのフック。よほど得意なのだろう。この試合はけっこう噛み合っている。

5R。アビラまぶたを出血。両者小気味良くパンチを出し合う。終了間際、何度も注意を受けていたアビラに減点。バッティングかな。書く暇がない。

6R。近距離での打ち合い。1:20また減点。オープンブローだそうだ。妥当な判定かどうかはよくわからない。減点するほどのものではないと思った。この後、両者パンチが当たらなくなる。辰吉の手数が減った。

6Rか7Rが抜かされた。おにょれ日テレ。

8R。1:30接近戦から打ち合う。暑くなってきた。1:50コーナーに追いつめられた辰吉はちょっと動きが鈍い。疲労とダメージを感じる。アビラ、出まくって攻撃。辰吉棒立ち。パンチ出さないとTKO取られるよ、と思ってどきどきしていたがゴングが鳴った。

9R。序盤からアビラが優位に立つ。0:30アビラまた減点。1:10アビラ、出血チェック。納得いかない顔。レフェリーが何度もオープンブローの注意。邪魔。アビラがリズムを失うが辰吉も攻勢に出られず。終了後にも両者パンチを出し合うが無事に離れた。

10R(final)。辰吉は下がりながらパンチを出す。アビラは接近戦を望んで寄りながらいいフックを出し続ける。辰吉は動きが良くなってきた。減点もあるし、判定勝ち狙いかなぁ。このままゴングで判定へ。

判定は辰吉。2ポイント差。ホームタウンデシジョンということもあるし、もっと差がついて勝っていると思ったが、こんな結末に。世界は遠い。

日テレは1試合に2時間枠、全く関係ない企画もあり、前フリが異様に長い。しかしねぇ、いい試合をすれば、人情物語だのスタジオの芸能人なんていらないんだよ。いいかげん気づけよと言いたかった。

(追記) 2003-09-26 20:58

丈一郎の「丈」には「犬」のように右上に「丶」がつく。画数占いでもやったんだろうな。しかし名前を正確に書けないというのは齒痒い。SMAPのメンバーの1人やトウ小平もそうだが。第4水準で入ったんだっけ?

(追記) 2003-09-27 10:31

戦評はいずれも辰吉に厳しい。アビラ陣営「レフェリーが勝たせた試合」(日刊スポーツ)(yahoo.co.jp)、辰吉、小差の判定勝ち 9カ月ぶりの復帰第2戦(共同通信)(yahoo.co.jp)、辰吉 辛くも判定勝ち(スポーツニッポン)(yahoo.co.jp)、<ボクシング>辰吉、辛くも判定勝ち(毎日新聞)(yahoo.co.jp)など。

疑惑のオープンブロー判定の差だけで判定勝ちという結果ではこのように評されてもしょうがないだろう。