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富士通ショックとソニーショックの違いについて

成果主義の「崩壊」(asahi.com)という記事における富士通ショック。今だにもがいている。人事はまさにヒトゴトではない。

「成果主義の見直し」といえば、すぐ思い出されるのが2001年に問題が表面化した富士通のケースだ。目標管理による成果主義を進めた結果、「社員がチャレンジングな目標に取り組まなくなった」「短期的な目標ばかりが重視され、長期的な目標が軽んじられている」などの弊害が明らかになり、結果だけでなく「プロセス」も評価の対象に加える見直しがなされた。

 人事関係者の間で「富士通ショック」と呼ばれているものだ

一方、「経営と技術」を考える(nikkeibp.co.jp)におけるソニーショックは日本を震撼させた。今はかなり立ち直っている。逆ソニーショックで回復、みたいな感じ。

ソニー株の暴落に端を発し、日経平均株価がバブル後の最安値を割り込んだ「ソニーショック」。その影響は電機業界にとどまらず、日本経済全般に及ぶ。何と言ってもソニーは、日本の株式市場でその成長神話が投資家層の拡大を促して、市場の発展に貢献した優良銘柄の代名詞である。

…だからどうした、という説もあるね。

まあ、富士通のために弁護(?)しておくと、富士通ショックはなにも人事だけではない。重電決算、次は何ショック(asahi.com)によるように、ソニーショックと同列の扱いもされている。

一昨日の富士通ショック、昨日の東芝ショック、少し前のソニーショックと、株式市場が下落する時には輸出ハイテク株の業績悪がきっかけとなっています。そして今日も日立や三菱電機やNECの決算発表がありますので、その結果が出るまで、買いたいと思っている投資家も買えないのではないかと思います。

You are Shock!(by クリスタルキング) (追記) 2003-09-04 25:50

人事の富士通ショックと業績のソニーショックのどちらが本質的な問題を乗り越えているかということを考えると、カネ儲けに失敗したソニーよりも人間の生きザマを追及した富士通のほうがリッパなのかもしれない。しかし営利企業としては人事は利益を得るための道具でしかないと思うと、ソニーのほうが富士通よりも偉いのかもしれん。よくわからなくなってきた。