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webbug問題は解決に向かうのか?

このへん(hatena.ne.jp)の話から。メディアに記事(internet.com)が掲載されたのだ。

メールによるマーケティングでは、HTMLメールに埋め込まれたWebbugやWebビーコンと呼ばれる小さな画像を使ってユーザの行動を追跡することができ、それらは有用な情報として秘かに使われてきた。ユーザの行動を追跡することは効果的な行動を取りたい企業にとっては正義なのだが、ユーザは個人情報保護の観点から言って気持ちが悪いわけだ。

この問題は、どこまでが許されるべきなのか、人によって意見が分かれるところだと思う。個人「わたなべ」と結びつかない「客#13」としての行動を追跡され、統計として使われても構わない人もいるだろう。あるいは「わたなべ」としての行動を追跡され、行動に基づいて「わたなべ様」に興味のある広告が送られてきて喜ぶ客もいる。あるいは逆に、あらゆる行動の追跡を嫌う人もいる。

理想的にはメールマーケティングに参加するときにユーザがいずれかを選択できるようにするべきとは思うが、選ばせたらだいたいの人が行動の追跡を拒否する(と思う)。

そんで、結局個人情報を提供させるにはインセンティブで釣るしかなくなってしまうと私は予想する。つまりWebビーコンをオンに設定するとこんなにいいことがありますよ、とか、1万円が当たるチャンスが発生、とかそういうの。多少の利益を還元してもらっても罰は当たらないと思う。その程度には有益な情報だ。それに、個人情報というのはその属性を持っている個人が所有するべき情報なので、同意なしに略奪するのは財産権の侵害に…まではつながらないか。